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活動レポート

【22基目】乳幼児保育園ミルク(宮城県石巻市)

2018年6月、「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」による22基目の「そらべあ発電所」を、宮城県石巻市にある「乳幼児保育園ミルク」に寄贈しました。
この寄贈を記念して2018年6月6日に同園で開催した、そらべあ発電所寄贈記念式典の様子をご紹介します。

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乳幼児保育園ミルクは、2015年4月に石巻市の新蛇田地区で開園した新しい保育園で、1995年に石巻市門脇明神に開園した保育園あいはらが前身となっています。
保育園あいはらは、2011年の東日本大震災で園舎が全壊してしまったそうですが、同園の園長であった相原かよみ氏が、地域のニーズに応えるため、震災後すぐにマンションで小規模の保育を再開しました。その後、NPO法人を設立し、相原かよみ氏をはじめとする保育園あいはらの保育士たちが集まって、避難先として新生活をスタートさせた今の場所で、2015年4月に乳幼児保育園ミルクを開園したそうです。
20年以上培ってきた保育サービスのノウハウを活かし、震災後の生活再建を目指す家庭や地域に寄り添って運営されている保育園です。

乳幼児保育園ミルクは、東日本大震災の経験から、子どもたちに電気の仕組みや大切さを学ばせる環境教育への意欲が強く、また、被災された地域の方々の心のよりどころにもなっているそうです。当社としても、乳幼児保育園ミルクへの「そらべあ発電所」の寄贈が地域への貢献の一助にもなると考え、寄贈先に選定しました。

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園に着くと、ところどころに素敵な飾り付けが。式典のために、園の皆さんが、準備をしてくれたそうです。

式典には0〜4歳児56名と園の先生方、子どもたちの保護者でもある運営委員会会長の佐々木氏、そらべあ基金の関係者が集い、みんなで「そらべあ発電所」の設置をお祝いしました。

子どもたちの「そら~!べあ~!」という元気なかけ声のあと、“そら”と“べあ”が登場しました。子どもたちは大喜び!
しかし、驚いて泣いてしまう子も・・・。

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そらべあ基金理事の青木氏のごあいさつ。“そら”と“べあ”がなぜ泣いているのか、子どもたちに向けて分かりやすく説明されました。

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園の先生による、そらべあ紙芝居の読み聞かせです。地球温暖化によって北極の氷が溶けてしまい、一緒に暮らしていたお母さんと離ればなれになってしまった“そら”と“べあ”のお話です。子どもたちはみな真剣に紙芝居に耳を傾けていました。

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紙芝居の読み聞かせが終わると、そらべあ基金による地球温暖化に関するクイズの時間です。「地球温暖化をとめるために、皆ができることは何ですか?」子どもたちは一生懸命考えて、クイズに手を挙げて参加してくれました。楽しそうな姿が印象的でした。

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クイズの後は、4名の元気な子どもたちが手回し発電機を使った発電体験にチャレンジしてくれました。2人1組になり、1人が発電して扇風機を回し、もう1人が扇風機の風を浴びます。皆口をそろえて「疲れなかった!」と言っていました。元気いっぱいで思わず笑みがこぼれました。

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その後、今回のそらべあ発電所を寄贈した当社経営企画部 広報課長の小原があいさつをし、副園長に記念プレートを贈呈しました。
(写真左)ソニー損保 経営企画部広報課小原のごあいさつ
(写真右)「そらべあ発電所」設置の記念プレートの贈呈 左から)遠藤副園長、ソニー損保 小原

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次に、そらべあ基金理事の青木氏より園の先生に紙芝居の贈呈が、“そら”と“べあ”から園児代表にそらべあ絵本の贈呈がありました。

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そらべあ絵本の贈呈の後は、3~4歳の子どもたちが元気な歌でお礼の気持ちを伝えてくれました。この日のために4月から一生懸命練習してくれたそうで、とても上手でした。

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運営委員会の会長 佐々木氏からのごあいさつ。

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最後は、乳幼児保育園ミルクの理事長兼園長の相原かよみ氏のごあいさつで、式典が締めくくられました。

「(子どもたちに向けて)今日、そらべあ基金の皆さんやソニー損保さんが話してくださったことは、“水を出しっ放しにしないように気をつける”など、いつも先生たちが言っていることです。発電体験にもチャレンジしてもらいましたが、電気は何もしないでずっと点いているわけではありませんね。今回、ソニー損保の皆さま、そらべあ基金の皆さまから、自然の力で発電してくれる太陽光パネルをプレゼントしていただきました。皆さんにお礼を言いましょう。ありがとうございました。

(出席者に向けて)式典を開催させていただくにあたって、子どもたちの理解を深めるために、そらべあの塗り絵や、そらべあ絵本の読み聞かせを事前にしていました。子どもたちはとても素直に聞いてくれていたと思います。“地球温暖化”といった、子どもたちにはまだ難しい言葉などについて、言葉を覚える前に“自分たちが何をすべきか”という姿勢を学ばせていただいたことは、とても意味のあることだと思います。本日は誠にありがとうございました。」

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相原かよみ氏のごあいさつでのあと、園の皆さんから色紙のサプライズプレゼントがありました。ご準備くださった皆さま、素敵なプレゼントをありがとうございました。

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式典後は園庭で“そら”と“べあ”とのふれあいコーナーを楽しみました。

乳幼児保育園ミルクの皆さま、式典開催にあたり多大なご協力をいただき誠にありがとうございました。
 

式典後、相原かよみ園長先生に「そらべあスマイルプロジェクト」に応募されたきっかけや、園の教育方針についてインタビューしました。インタビューの内容はこちらをご覧ください。


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