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活動レポート

園長インタビュー:自然の中での遊びや経験は子どもたちの成長につながる

2019年2月18日、神奈川県平塚市にある「学校法人新藤学園 認定 美里・柿の実こども園」で開催したそらべあ発電所寄贈記念式典の後に、園の教育方針や環境教育、式典の感想などについて、認定 美里・柿の実こども園長の新藤 輝(しんどう ひかり)さんにお話を伺いました。


「そらべあ発電所」の設置に応募いただいたきっかけを教えてください

231716_001.JPG当園では幼児期における環境教育は非常に大切と考えていて、自然エネルギーの大切さを子どもたちに分かりやすく教える教材として、太陽光発電に前々から興味を持っていました。
「そらべあ発電所」の設置への応募は、あるとき、ソニー損保さんがそらべあ基金さんを通じて「そらべあ発電所」の寄贈先を募集しているというウェブニュースを見たことがきっかけです。
1回目と2回目の応募では当たらなかったのですが、諦めずに応募をしたところ、3回目に当選のお知らせをいただきました。本当に嬉しかったことを覚えています。
 

美里・柿の実こども園では、どのような環境教育をされているのでしょうか?

当園が位置しているエリアは、昔は大きな柿畑だったんです。畑の土地の大半を園舎の建設地にあてており、園の名称に「柿の実」と入っているのもその名残です。

園には畑の一部を残しています。隣接する畑では四季折々の野菜を育てるようにしていて、子どもたちには種まきから収穫まですべて参加できるようにしています。作物を育てるのはこの上ない教材ですね。

また、当園は豊かな自然に囲まれていることもあり、昔は当たり前にできていた自然の中での遊びも大切にしています。特徴的なのは田んぼでの遊びで、田植えの時には田んぼの中で目一杯遊ばせるようにしています。泥だらけになりながら走り回ったり泥の中で泳いだり・・・今ではなかなか普通ではできない遊びで、大人だったらなおさらですよね。やはりこういった自然の中ならではの遊びを子どものうちに経験させておくことが、子どもたちの素直な成長につながると思うんです。
 

本日の式典は、子どもたちがオリジナルの「そらべあの劇」を披露してくれるなど、とても頑張ってくれていました。園長先生の感想を教えていただけますか?

231716_002.JPG1時間というのは小さい子たちには長い時間で少し心配でしたが、ワークショップには元気よく参加していましたし、劇はしっかりと演じきるなど、100点満点の出来映えだったと思います。

オリジナルの劇についてですが、せっかく寄贈してくださったそらべあ発電所への理解を深めるため、園の先生たちが自発的に「そらべあ絵本」の読み聞かせをしてくれていました。このストーリーを劇にできるかもしれない、というある先生のふとした提案から実際にチャレンジすることになったんです。
劇では“そら”と“べあ”やその仲間の役を演じてもらいましたが、やはり自らが演じると“そら”と“べあ”が好きになりますよね。子どもたちは劇の内容にとても興味を持ってくれて、それが予備知識となったからこそ、今日の式典のワークショップも楽しく感じてくれたんだと思います。
 

そらべあ発電所を今後どのように利用されていきますか?

園の玄関の子どもたちの目線の高さに、そらべあ発電所の発電量が確認できるモニターを置くことにしました。どのくらい発電できているかを目で見て分かるようにすることで、自然の力、太陽の力でエネルギーがうまれることを教えていきたいと思っています。

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そらべあ発電所の設置工事は2019年1月中旬に完了しましたが、工事が終わるころに、子どもたちに「太陽光発電ってどういうことか知っていますか?」とふと聞いてみたんですね。もちろん、仕組みは教えたことはありません。
すると、普段内気な子が自信満々に「太陽のパワーで動くんだよ」と教えてくれました。これは私たちにとって、とても印象的な出来事でした。親御さんが教えられたのだと思いますが、小さい頃から環境教育をしておくと、それらは子どもたちの興味の種になりますし、知識は自信にもつながっていきます。
子どもたち皆に、そらべあ発電所を通じて、自然エネルギーの仕組みや資源の大切さを教えていきたいと思いました。


新藤園長先生、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
同園で開催したそらべあ発電所寄贈記念式典の様子は、こちらをご覧ください。
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