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活動レポート

【33基目】社会福祉法人開花 融合こども園 (島根県松江市)

2023年1月、「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」による33基目の「そらべあ発電所」を、島根県松江市にある「社会福祉法人開花 融合こども園」に寄贈しました。島根県の幼稚園・保育園への「そらべあ発電所」寄贈は、今回が初めてです。
この寄贈を記念して2023年3月29日に同園で開催された「そらべあ発電所寄贈記念式典」の様子と砂田理事長先生へのインタビュー内容をご紹介します。

■融合こども園のご紹介
お城をシルエットにしたユニークな園舎、園庭に加え、広大な運動場および自然に優しいビオトープを保有しています。自然の四季を感じ、生命の大切さを体験し、生き物のための積極的な環境づくりを通じて豊かな感性を育てるほか、果樹園ではさまざまな野菜や果物を育てて自然の恵みに感謝しながら食育活動につなげています。また、園児たちとともにゴミの分別、水の節約・再利用、節電、生ゴミ減量化などを実践することでSDGsを意識した環境活動に取組まれています。
287270_01.JPG287270_02.JPG■式典の様子
当日は、式典会場となった園のホールに、融合こども園の子どもたち43名と先生方が集まりました。
冒頭で「そら」と「べあ」を元気に迎え入れ、そらべあ紙芝居の読み聞かせや、環境学習のクイズや発電体験と盛りだくさんのプログラムでした。クイズでは、子どもたちが積極的に手を挙げて参加し、未就学児とは思えないほどにしっかりと回答していました。正解した子どもたち同士でガッツポーズをして喜ぶ姿を見ていると、日頃の環境教育が十分に身に付いていることがありありと伝わってきて、とても印象的でした。
287270_03.jpg287270_04.JPG紙芝居や絵本などの贈呈後、子どもたちが鼓笛演奏「勇気100%」と演劇「リブと海」を披露してくれました。鼓笛演奏では、素敵な衣装を身にまとい、一人ひとりが堂々と楽器を鳴らしていて、とても格好良く、また、演劇では実話をもとに描かれた絵本「リブと海」を、絵本の世界観そのままに、感情をしっかりと表現しながら演じてくれました。劇の最後では、「Believe」の曲に合わせて、子どもたちが手話で歌詞を表現しながら、歌唱の合間で一人ずつ環境保全宣言をしてくれました。​287270_05.JPG287270_06.JPGその後、砂田理事長先生よりお話をいただき、最後に皆で記念撮影を行い、無事に式典は終了しました。
287270_07.JPG式典後、砂田理事長先生より、寄贈に対する思いや今後の環境教育に対する理念や考え方についてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

【認定こども園かいけ心正こども園 砂田理事長先生へのインタビュー】

Q1. 寄贈記念式典についてのご感想を教えてください。
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「そらべあスマイルプロジェクト」に関しましては、毎年、所轄の自治体である松江市より照会をいただいており、その取組みに常々共感しておりました。当園建設構想時よりぜひ応募したいと長年思っており、建物も太陽光発電設備の設置を意識した設計をお願いした次第でございます。再生可能エネルギーの一つである太陽光発電を肌身に感じながら、「環境しつけ」を通して、人と地球に思いやりのある子どもを育んでまいりたいと存じます。

Q2. この度の寄贈についての率直な思いについて教えてください。
当園は、満3歳以上の児童にご利用いただける認定こども園として、2021年4月1日に開園しました。SDGsを意識した環境活動に力を入れていきたいと考えております。地球温暖化やCO₂の排出量など、世界全体が共有する深刻な環境問題を幼少期から学び、考え、自分たちにできることが意外と身近にあふれていることへの気づきを培っていきたいと思います。
そして、子どもたち一人ひとりが、小さいながらもこつこつ取組んでいくことが、やがて世界のあらゆる課題解決へとつながっていくという感性と創造性を身に付けていくことにつなげていきたいと思います。
当園では、未来を創造する子どもたちのために、質の高い教育を目指し、努力を重ねてまいる所存でおります。その中でも、自分たちの住む地球の未来を考え、豊かな未来を創造してほしいという願いを込めて、SDGs教育に取組んでいきたいと考えております。
 まずは、SDGs関連絵本の読み聞かせから始めたいと思います。自分たちの未来を創造するための17の目標に関連する絵本をじっくりと読みます。それぞれの園児が感じたり考えたりしたことをクラス内で伝え合い、みんなで共有します。いろいろなものの見方や考え方があることも同時に感じることと思います。
 特に、目標の一つである「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」につきましては、「そらべあ」の実例や教材を活用させていただき、自然界に存在する再生可能エネルギーを学び、太陽光発電の大切さ、有難みをビジュアルで感じてほしいと思います。
 エコ活動につきましては、幼い子どもたちには難しいことはできないかもしれませんが、自分の身近なこと「できることから やってみよう!」を合言葉に一歩あゆみ始めたいと思います。そして、子どもたち一人ひとりの人格の基礎に、SDGsの意義や精神が培われることを願っております。

Q3. 日頃、また、今後の環境教育についての理念やお考え、または構想などございましたら教えてください。
融合こども園は、「たとえ逆風の中でも力強く生きる子どもを育てる」ことを理念に、独自の教育保育に基づいて、特色を生かしたのびのびとした環境で、特に自然や運動に力をいれた幼児教育に取組んでおります。
 
広大な運動場(呼称:ちびっこ広場、面積:1790㎡(実習農園150㎡含む))、および自然に優しいビオトープ(呼称:なかよしランド、面積:700㎡)を隣接保有しており、最高の情操教育の環境で、「創造豊かに世界にはばたく逞しい子ども」を育てていきたいと願っております。

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1. ビオトープ(呼称:なかよしランド)での屋外活動では、子どもたちが自然の四季を感じ、自然に親しみ、生命の大切さを体験し、生き物のための積極的な環境づくりをすることで豊かな感性を育ててまいります。
果樹園ではキウイ、柿、きんかん、トマト、茄子、じゃがいも、さつま芋、大根など、さまざまな野菜や果物を育ててクッキングをし、自然の恵みに感謝しながら旬の食材をいただいています。

2.「環境しつけ」として、今できることを実践していきます。
〇3Rに基づいた「ごみの削減によるリデュース」「ごみの分別によるリサイクル」「制服や通園バッグ等のリユース」
〇水の節約・再利用。電気、紙(おたよりのペーパーレス、画用紙等の再利用)の節約 。
〇ポリ袋の使用削減
〇マイ箸持参登園
〇職員の[環境しつけ]関連の各種講座の受講と子どもたちへの気づき活動の推進
 ・「もったいない!水編」(水の大切さ、水の使い方を知る)
 ・「もったいない!エネルギー編」(新エネルギーのおもちゃなど使って遊ぶ)
 ・「どうする?ゴミ編」(ゴミと自分の関係を知る)
 ・「どうする?リサイクル編」(リサイクルを知る)

287270_10.png3.日本伝統文化の継承活動として、日本文化の大切さや、礼儀・作法を学んでもらうために地域の方から“日舞”“茶道”などを習い、また、四季折々の日本の伝統文化(石見神楽、節分、餅つき、ひな祭りなど)も合わせて、地域のボランティアの皆様のお力添えもいただきながら園行事を工夫してまいります。



融合こども園の皆さま、式典開催にあたり多大なご協力をいただき誠にありがとうございました。

 


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