2025年8月、「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」による39基目の「そらべあ発電所」を、福島県会津若松市内にある「学校法人白梅 認定こども園子どもの森」に寄贈しました。
当社による福島県内のこども園・幼稚園・保育園への「そらべあ発電所」寄贈は、今回で2回目となります。
この寄贈を記念して2025年8月29日に認定こども園子どもの森内で開催された「そらべあ発電所寄贈記念式典」の様子と橋本園長先生へのインタビュー内容をご紹介します。
■認定こども園子どもの森のご紹介
認定こども園子どもの森は木造園舎と広い芝生の園庭があり、季節の花や実のなる木が育つ自然に恵まれた環境が整えられており、スローガンである「みつけたね、じぶんのいろ」のもと、一人ひとり異なる子どもたちの素晴らしい輝きや個性を大切に保育に取組まれています。
また、併設されている施設「AiAi+Plus」では、子育てに関するワークショップの開催などを通じて、交流の場として地域の皆さんに利用されています。
■式典の様子
当日は、認定こども園子どもの森に通う100名以上の年少・年中・年長児や先生方にご参加いただきました。
きちんと整列し、開催を楽しみに待つ園児たちの様子がとても印象的でした。
式典が始まると、元気な子どもたちが大きな声で「そら」と「べあ」を呼び入れ、そらべあ紙芝居の読み聞かせや、環境学習のクイズや発電体験と盛りだくさんのプログラムで進行しました。クイズや発電実験では積極的に手をあげて参加する様子や、声援が飛び交うなか一生懸命に手回し発電を回し、風を起こす姿を見せていただきました。
たくさん学びを得て、「そら」と「べあ」が安心して暮らせるにはどうすればいいか考える様子にとても感銘を受けました。
紙芝居や絵本などの贈呈後は、年中さんたちが「しましまぐるぐる」の歌を、年長さんたちがダンス「ハンドクラップ」を披露してくれました。
子どもたちの元気な歌やダンスに、会場は大いに盛り上がりを見せました。
その後、橋本園長先生よりお話をいただき、最後に皆で記念撮影を行って、式典は終了しました。
式典後、橋本園長先生より寄贈に対する思いや、今後の環境教育に対する考え方についてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
【学校法人白梅 認定こども園子どもの森 橋本園長先生へのインタビュー】
Q1 寄贈記念式典についてのご感想を教えてください。寄贈記念式典では、「そら」と「べあ」の紙芝居やクイズ、発電実験など、子どもたちが夢中になれるプログラムが用意されており、たいへん充実した内容でした。子どもたちは「そら」と「べあ」の登場に目を輝かせ、楽しく学びながら地球温暖化や再生可能エネルギーの大切さに触れることができました。普段の保育活動では体験できない特別な学びの時間となり、子どもたちが「自分にできること」を考えるきっかけになったと感じています。
Q2 この度の寄贈についての率直な思いをお聞かせください。
子どもたちと一緒に未来を考えるきっかけをいただけたことをたいへんありがたく思っております。
当園では日頃から自然と触れ合う保育を大切にしていますが、太陽光発電という「見えるかたち」で環境に優しい取組みを子どもたちと共有できることは非常に貴重です。式典後には、子どもたちが「おひさまの力で電気がつくんだ!」と口にするなど、具体的な理解や驚きを持ってくれました。今回の寄贈を通して、子どもたちや職員の間でも環境への関心がさらに高まり、日々の保育や生活の中で「自然の恵みを大切にする視点」を共有できるようになりました。特に職員にとっては、環境教育のあり方をあらためて見直すきっかけとなり、今後の活動や保育計画にどのように取入れていくかを考える良い機会となりました。
Q3 日頃の教育における理念や、今後の環境教育についてのお考え、構想などを教えてください。
子どもの森では「みつけたね じぶんいろ」という理念のもと、子どもたち一人ひとりが自分らしさを発揮しながら自然や社会と関わる体験を大切にしています。
日頃から園庭での自然観察や生き物の飼育、季節に応じた野菜づくりなどを通じて、子どもたちが五感で環境に親しむ機会を作ってきました。そこに今回のソーラーパネルが加わることで、「自然の恵みを利用して生活を支える」という新たな学びの視点が広がります。
今後は、太陽光発電の仕組みを日常の保育活動に取入れ、エネルギーや環境問題を「遠い世界の話」ではなく「自分の暮らしとつながること」として子どもたちに伝えていきたいと考えています。さらに、保護者や地域とも連携しながら、環境教育を通じて持続可能な社会づくりに貢献していきたいと思います。
認定こども園子どもの森の皆さま、式典開催にあたり多大なご協力をいただき誠にありがとうございました。