2024年1月、「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」による36基目の「そらべあ発電所」を、群馬県太田市にある「社会福祉法人金山会 にしのもりこども園」に寄贈しました。
当社による群馬県の幼稚園・保育園・こども園への「そらべあ発電所」寄贈は、今回が初めてです。
この寄贈を記念して2024年3月12日に同園で開催された「そらべあ発電所寄贈記念式典」の様子と吉永園長先生へのインタビュー内容をご紹介します。
■にしのもりこども園のご紹介
「にしのもりこども園」では、子どもたちが地球を護れる人になってほしいという考えのもとで環境教育への取組みを進められているほか、「仲良しの日」「自然を楽しむ日」「平和について考える日」「地球を調べる日」「時の大切さを学ぶ日」「クリーン活動」など、食育・運動・音楽・芸術等の多様な専門体験ができる行事を、一年を通してたくさん開催しています。
今回の式典に向けては、園内に、笑顔のそらとべあのイラストや、ソーラーパネル設置工事のお写真などをたくさん展示いただいていました。
■式典の様子
カラフルなお花と笑顔のそらべあのイラストで可愛く装飾された式典会場には、年中・年長クラスの30人が集まってくれたほか、そらべあのお面をつけて参加してくれた年少クラス・保育園児の姿もありました。
冒頭で「そら」と「べあ」を元気に迎え入れ、そらべあ紙芝居の読み聞かせや、環境学習のクイズ、発電体験と盛りだくさんのプログラムでした。
環境学習クイズではみんな積極的に手を挙げて参加してくれ、クイズに正解するとガッツポーズやバンザイをする子どもたちの姿がたくさん見られました。
寄贈プレートや紙芝居・絵本などの贈呈後には、子どもたちから御礼として、「虹」の合唱と「ソーラン節」のダンスを披露してもらいました。大きな声で歌を歌ってくれた後は、お揃いのはっぴに着替えて、「ソーラン、ソーラン」とかけ声をかけあいながら、元気いっぱい踊ってくれました。
式典後には、吉永園長先生より、寄贈に対する思いや今後の環境教育に対する理念や考え方についてメッセージをいただきましたので、ご紹介します。
【社会福祉法人金山会 にしのもりこども園 吉永園長先生へのインタビュー】
Q1 寄贈記念式典についてのご感想を教えてください。
子どもたちに環境教育をしていくためには、次の2つのことを、どう身につけてもらうのかが大切になると考えています。
1つ目は、地球の現状に対して意識を向けて、具体的に何をすればよいのかを子どもたちに分かってもらうこと、2つ目は、それを生活の中で行動していくことです。
寄贈記念式典では、発電実験や環境学習クイズなどのそらべあワークショップを通して、楽しい雰囲気の中で、地球の現状や具体的にどう行動をしたらよいのかという2つのことを、子どもたちが学んで身につけていけたように思います。
Q2 この度の寄贈についての率直な思いをお聞かせください。
当園では、「世界を調べる日」という行事を開催しています。「世界を調べる日」では、SDGsの持続可能な開発目標などの中からテーマを選定し、先生と子どもたちで一緒に調べたり、体験しながら学んでいくというような活動をします。
そらべあスマイルプロジェクトは、子どもたちの環境教育についてもサポートいただけると知りました。環境教育の推進もありますが、地球環境の改善に向け、少しでも協力させていただければと思い、応募しました。
Q3 日頃、また、今後の環境教育についての理念や考え、構想などを教えてください。
世界には、そらとべあのように環境破壊や汚染で涙を流している人がたくさんいると聞きますが、日本に住んでいる私たちは、その涙が見えづらいところで、比較的笑顔で生活を送ることができています。
「北極に住んでいるそらとべあの涙を止めるために。そらとべあがおかあさんと再会できるように。」と子どもたちと一緒に活動していくことで発信源となり、携わる大人たち、地域へと裾野を広げていけるように継続していきたいです。
にしのもりこども園の皆さま、式典開催にあたり多大なご協力をいただき誠にありがとうございました。