活動レポート

園長インタビュー:子どもたちに「命」の大切さを教えたい

  2014年10月2日、宮崎県宮崎市の「ドンボスコ保育園」での「そらべあ発電所寄贈記念式典」の後に、式典の感想や園の教育方針・環境教育などについて同保育園園長の中尾久美子(なかおくみこ)さんにお話を伺いました。

201410_002_01.JPG「そらべあ発電所」の設置に応募されたきっかけは?―

去年の7月に、宮崎市の保育会から、そらべあ発電所の公募に関する情報をいただいたことがきっかけでした。当園は昔から環境に配慮する取組みを進めていて、4年前の2010年(平成22年)に宮崎県から『エコ保育園』に認定されました。その後も、九州電力が実施する「エコ・マザー活動」という環境活動に参加するなど、新しい取組みにもチャレンジをしていました。もちろん、太陽光発電という分野にも興味を持っていたので、太陽光発電を取入れた環境教育にもぜひチャレンジしてみたいとの思いから、応募してみたんです。応募してからは、気が早かったかもしれませんが、当選もしていないのに子どもたちに「そら」と「べあ」の話をしていて・・・(笑)。当選の知らせを聞いたときには、本当にうれしかったです。


「ドンボスコ保育園」の教育方針や特長を教えてください― 

一言で言うと、当園は「命」を大切にすることを基本的な考えとしています。
私たちは、毎日たくさんの生き物の命をいただきながら生かされています。自分の命はたくさんの命のうえに成り立っている、それを子どもたちに伝えて理解してもらうことが非常に重要だと思っています。命を大切にすることは、自分を大切にすること、引いては周りの家族、友達、生き物を大切にすることにつながります。食べ物や植物にももちろん命がやどっていますよね。例えば、落ち葉1つにしても命があって、畑にまけば肥料となり、植物に命をつないでいきます。子どもたちには、そういったことを年間の保育の中で感じてもらえるよう努力をしています。


201410_002_02.JPG園ではどのような環境活動に取組んでいますか?―

先ほどのお話と関連するのですが、主な取組みを1つ紹介すると、落ち葉や給食の残飯を畑の肥料として有効活用しています。2年前からはじめた取組みで、秋冬に増える落ち葉や日々出る給食の残飯を、EM菌(*)と一緒に畑に埋めています。EM菌は微生物の力でモノを土に還す力を持っているので、落ち葉や残飯が、そのまま肥料になるんです。
この作業はもちろん子どもたちにも手伝ってもらっていて、畑に十分な栄養が行きわたったら野菜を育て、実がなったらそれを食べさせています。落ち葉や食べ物の残りにも命があり、それが肥料に変化して自分たちが食べる野菜になる。この一連の流れを通して、どんな命も自分たちとつながっている、どんな命も大切にする、ということを子どもたちに実感してもらうことができればよいと思っています。

*EMとはEffective Microorganisms(有用微生物群)の略で、EM菌は乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体とした安全で有用な微生物を共生させた多目的微生物資材のことを言います。
 

今後、「そらべあ発電所」をどのような形で環境教育に取入れようと考えていますか?

子どもたちに日々の発電量について関心を持ってもらうためにも、発電量や売電量が一目で分かるモニターは、子どもたちの目の高さに設置しています。
具体的にどのように環境教育に取入れていくかについてはこれからいろいろと考えていきますが、今はできるだけのことを進めたいということから、昨年度との電気料金比較の結果を子どもたちや職員にも伝えようと思っています。小さなことからではありますが、電気料金の変化を通して、子どもたち、職員とともに太陽光発電の力を実感しながら意識の変化を楽しみたいと思います。


最後に、式典はいかがでしたか?

式典に参加した職員ともども、本当に感動しました。最初は「式典」と聞いてお堅い式典なのかな・・・と思っていたのですが、最後まで楽しめるように工夫していただいていた気がします。正直、あれほどまでに盛り上がるとは思っていませんでした。
子どもたちにも電気の大切さをはじめ、分かりやすいように環境を大切にすることの重要さを教えいただき、子どもたちもまた1つ成長したと思います。ソニー損保の皆様、そらべあ基金の皆様、そして「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」に参加くださっているソニー損保のご契約者の皆様、本当にありがとうございました。

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