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活動レポート

そらべあ基金インタビュー(その1)

ソニー損保の「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」のパートナーである「NPO法人 そらべあ基金」の代表理事・岩間敏彦さんと事務局長・大塚 純さんに、これまでの活動内容や、ソニー損保のプログラムについて期待したいことなどお伺いしてきました。 (取材日:2009年8月12日、取材場所:そらべあ基金)

「NPO法人そらべあ基金」とは ホッキョクグマのキャラクター「そらべあ」をシンボルに、地球温暖化防止のため、風や太陽のエネルギーを使って発電されたグリーン電力の普及活動や、未来を担う子どもたちへの環境教育を行うNPO法人です。 URL http://www.solarbear.jp/

できるだけ、その場の雰囲気を皆さまにお伝えしたいので、対談をほぼそのままの形で文字化しています。(一部、読みやすくするために編集を加えています。)
なお、かなりの分量になってしまったため3回に分けて公開します。

■そらべあ基金設立のきっかけについて

ソニー損保 片岡:
弊社のエコロジーサイトの中で、今までの「幼稚園にソーラー発電所を☆プログラム」の取組みを報告しているのですが、ソニー損保から「そらべあ基金」さんのような環境保護活動されている団体をお伺いさせていただいて、活動内容のご紹介や、当社の取組みに対するご意見とか、「今後いっしょにこういうのが出来たらいいよね」みたいなのをお話いただければと思っております。
今日はどうぞよろしくお願い致します。

ソニー損保 片岡:
では最初に「どんな経緯でそらべあ基金が立ち上がったか」をお聞かせいただけますでしょうか。

そらべあ基金 岩間さん:
2005年の末までにさかのぼるんですよ。東京都と協力しあって「TOKYOソーラーシティプロジェクト」を立ち上げました。
東京都が「再生可能エネルギー戦略」を策定しまして、それに連携して再生可能エネルギーを増やしていくお手伝いをしようということで。
その「TOKYOソーラーシティプロジェクト」 のキャンペーンのキャラクターとして「そらべあ」が生まれたんですよ。いくつかキャラクター案があった中で、この子たちに決まりました。

そらべあ基金岩間さん
(写真:そらべあ基金 代表理事 岩間敏彦さん)


ソニー損保 片岡:
最初はどんなことを目指していらっしゃったんですか?

そらべあ基金 岩間さん:
まずはお台場の潮風公園にソーラー発電システムを作ることを目指したんです。

ソニー損保 片岡:
今年のゴールデンウィークに「そらべあ基金」さんがエコイベントをされたところですよね?

そらべあ基金 岩間さん:
はい、やりました。

そらべあ基金 岩間さん:
企業からの寄付金などを受けながらやっていたのですが、ソーラー発電システムが思ったより早く建って、「ひだまりーな」と名付けました。

ソニー損保 片岡:
「ひだまり~な」 というのは、ソーラー発電システムの第1号機ですか?

そらべあ基金 岩間さん:
第1号機というか、潮風公園にとにかく1機立てようと。
それでグリーンな電気で音楽イベントをやったりとか出来たらいいよね、という話をしていました。

ソニー損保 宮下:
僕も何度か潮風公園には音楽イベントで行ったことがあります。

そらべあ基金 岩間さん:
行かれましたか~。実は「ガンダム」にも電源を一部供給しています。

ソニー損保 宮下:
それは面白いですね!

そらべあ基金 岩間さん:
ギミックが多いので、ほんの一部にしか電源を供給しきれないんですけど。

そらべあ基金 大塚さん:
ガンダムのイベント自体、東京都が参画している環境保全を啓発するための「GREEN TOKYOガンダムプロジェクト」ですよね。

そらべあ基金 大塚さん
(写真:そらべあ基金 事務局長 大塚 純さん)


ソニー損保 片岡:
これを知っている人は、きっと世の中にはガンダムファンは大勢いても、「そらべあ」とつながりがあるっていうことは知らないんじゃないですか?

そらべあ基金 岩間さん:
「そらべあ」とつながりがあるとは知らないと思いますよ。でも、このインタビューで知っていただけると思います。

ソニー損保 宮下:
ガンダムについてもっと聞いてもいいですか?
具体的にはガンダムのどの部分の電源なんですか?湯気が出たり光ったりとかあるじゃないですか?

そらべあ基金 大塚さん:
目玉の部分の発光に使っているというのは聞いたんですけどね。夜間や曇りの日は蓄電で対応できるそうです。

ソニー損保 宮下:
ガンダムファンはどこだか気になるじゃないですか。
実は「ガンダムもソーラーエネルギーで動いていた」とか(笑)。

そらべあ基金 岩間さん:
ほんのちょっとなんですけどもね。(笑)


ソニー損保 片岡:
「TOKYO ソーラーシティプロジェクト」 がその後NPOとして立ち上がったという訳なんですね?

そらべあ基金 岩間さん:
はい。2007年に「NPO法人TOKYOソーラーシティプロジェクト」として立ち上げました。

ソニー損保 片岡:
「TOKYO」ってついているということは、その当時は東京都の?

そらべあ基金 岩間さん:
そうですね、当時は東京都との連動ということを強く思っていたのですが、でもそのあと「NPO法人ソーラーシティ・ジャパン」に名前を変えているんですよ。2007年8月ですね。

ソニー損保 片岡:
その時に「そらべあ基金」が?

そらべあ基金 岩間さん:
ほぼ同時に立ち上げましたね。
当時はそらべあの着ぐるみはなかったんですけれども、そらべあの絵本の朗読会などをやりながら啓発活動をやりまして、その極めつけが「Live Earth」だったんです。

会場の中にソーラー・トラックを持ち込んで、そこを舞台にして朗読会をやったりしてんですけれども、皆ライブの方に行っちゃって、ほとんど誰も観に来てくれなかったという悲しい実態があったんですけどね。

(取材日:2009年8月12日、取材場所:そらべあ基金)

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