5月4日に沖縄の梅雨入りが発表されました。これは、平年より6日、昨年より1日早い梅雨入りだそうです。気温と湿度が高くなるこれからの季節、食品を腐らせてしまったり、食欲が落ち食事を食べ残したりといった経験はないでしょうか。
食べ残しや売れ残り、期限切れ食品など、食べることができたはずの食品が廃棄される食品ロス。2019年の日本の食品ロスは年間570万トン。毎日、大型トラック(10トン車)約1,560台分の食品を廃棄しています。
大量の食品ロスは、環境への負荷をはじめとするさまざまな問題に悪影響を及ぼします。近年、社会の関心度が高まっているSDGs(Sustainable Development Goals)には、17のゴールと169のターゲット(達成基準)が設定されていますが、食品ロスの削減も、このターゲットの一つ。ターゲット12.3として「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させる」と盛り込まれています。
目標達成には、一人ひとりが食品ロス削減を意識し、実行する必要があります。基本は、買い物時に「買いすぎない」、料理を作る際に「作りすぎない」、外食時に「注文しすぎない」、そして「食べきる」こと。その積み重ねが大きな削減につながります。農林水産省のサイトでは、食品ロスを出さないためのヒントを紹介しているので参考にしてみてはいかがでしょうか。
(出典)
・政府広報オンライン:もったいない!食べられるのに捨てられる「食品ロス」を減らそうhttps://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/4.html(2022年5月30日参照)
・農林水産省:食品ロスの現状を知る
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_01.html(2022年5月30日参照)
・農林水産省:今日からはじめる食品ロス削減のためのヒント
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2010/spe1_04.html(2022年5月30日参照)