活動レポート

園長インタビュー:経験の積重ねが子どもの心を育てる

2016年9月13日、千葉県流山市の「流山市幼児教育支援センター附属幼稚園」での「そらべあ発電所寄贈記念式典」の後に、式典の感想や園の教育方針・環境教育などについて同幼稚園園長の木曽 啓子(きそ ひろこ)さんにお話を伺いました。

 

「そらべあ発電所」の設置に応募いただいたきっかけを教えてください

 

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流山市の環境政策課および教育総務課から、「応募してみませんか?」とお誘いをいただいたことがきっかけです。それからそらべあ発電所の寄贈先を募集するウェブサイトを拝見したのですが、ソニー損保さんとそらべあ基金さんがそのような取組みをされていることは、このときにはじめて知りました。

流山市は小・中学校への太陽光パネルの普及を進めていて、今ではすべての公立の小・中学校の屋根に太陽光パネルが取付けられています。
当園も以前から太陽光パネルを設置したいと思っていたので、今回の当選の知らせを聞いたときには、本当にうれしかったです。

 

喜んでいただけて何よりです。次に、園の教育方針を教えていただけますか?

 

201609_002_02.jpg当園は、子どもたちの「生きる力」の基礎をつくるために、「えがおいっぱい・げんきいっぱい・やるきいっぱい」を教育目標にしています。
私たちが捉えている「えがおいっぱい」とは、友達と仲良く遊ぶことで、思いやりや人との関わりの基礎を学ぶということ。「げんきいっぱい」は健康で明るく、活き活きとすること。そして「やるきいっぱい」は、子どもの“やってみたい”、“なぜだろう?”という探究心を育てることです。


当園では、幼児期は人間形成の基礎を培う大切な時期と考えており、特に“遊び”を重要な学習ととらえ、それを大切にした教育を行っています。遊びの中では友達との楽しい時間もあれば、友達とのトラブルや自分の思い通りにならない葛藤も体験することになります。

そういった遊びを通じてさまざまな経験を重ねていくことで、五感やいろいろな感情、達成感、自己肯定感、非認知能力などが育つと考えています。


汚れてしまうからダメ、ケガをするからダメ・・・あれもダメ、これもダメと行動を制限すると、子どもが大きくなっていざ挫折をしたとき、立ち直れなくなってしまうんですね。
人間は失敗や成功を体験して成長していくもの。
小学校に上がる前の準備として幼稚園で読み書きなどの勉強をさせるという考え方もありますが、幼児期という大切な時期だからこそ、遊びを通じていろいろな体験をして、「生きる力」の基礎を育んでいきたいと考えています。


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園の名称に幼児教育支援センター附属とありますが、附属幼稚園ならではの特長はありますか?―

 

地域とのつながりを生かした活動を実施しているところです。当園は流山市が運営していますので、市の保育所や小学校などと連携を取ることができます。

具体的には、近くの小・中学校のお兄さんお姉さんが職場体験として当園の子どもたちと交流することもありますし、当園の子どもたちが、保育所の小さい子どもの面倒を見るということもあります。お兄さんお姉さんと交流すると、子どもたちが彼らに対して憧れをもつので、憧れの人のマネをしたい!という気持ちが、子どもをとても成長させたりもするんですよね。
そのほかは、子どもたちの体力作りや心身の発達のために、音楽教室や体操教室も開催しています。子どもたちはそれらの時間が大好きなようです。

 

そらべあ発電所を使って、どのような環境教育をされる予定ですか?

 

201609_002_04.jpg小さな子どもたちに環境の大切さを教えることは難しいことだと思いますが、そらべあ発電所と一緒にいただいたタブレットを活用して、子どもたち目線で日々の発電量が分かるように工夫をしていきたいです。
今日はそらべあ発電所が頑張って電気を作ってくれているよ、ということを毎日語りかけていくことで、電気や自然・命を大切する気持ちが芽生えてくるのだと思います。

また、当園は保護者の皆さまも、子どもたちのためにオリジナルの紙芝居を作ってくれたり、園の畑作りを手伝ってくれたりと、子どもたちの環境教育にとても熱心でいてくださるんです。非常にありがたいことですよね。
そういった保護者の皆さまにもご協力をいただきながら、そらべあ発電所を使った環境教育を進めていきたいと思います。
 

最後に、式典の感想をお聞かせください

 

今回の式典では、子どもたちが本当によく頑張ってくれたと思います。外部の方をお招きする大きなイベントだったため、式典に集中して参加できるのか正直不安でしたが、みなしっかりと参加してくれていました。
紙芝居や環境クイズ、発電体験、どのプログラムにも積極的に理解しようとする姿勢が伝わってきたので、きっと式典を通じて環境の大切さを学んでくれたのだと思います。

201609_002_05.jpg近頃、自然災害の報道を見るたびに、子どもたちの将来の自然環境がどうなってしまうのか、とても心配になります。この子たちが大きくなっても素晴らしい自然環境が身近にあって、健やかに育って欲しいと常々思っているので、ひとりひとりが環境の大切さを学んで、できる限りの自然にやさしい行動を取れるようになってもらえればと思います。

本日の式典は非常によい勉強になりました。ソニー損保の皆さま、そらべあ基金の皆さま、このたびは素敵な式典を開いてくださり、本当にありがとうございました。
 

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園長先生のお話にあった「人間は失敗や成功を体験して成長していくもの」というお言葉は、子どもだけでなく、私たちにとっても非常に身にしみる言葉でした。
木曽園長先生、貴重なお話をありがとうございました!


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後列左から)ソニー損保 堀田、青木
前列左から)ソニー損保 福田、木曽園長先生

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